幼稚園えらび 「こども」でいること

こどものおデコってなんでこんなにかわいいの。

来年年少さんになる我が子がおり、我が家は絶賛幼稚園選び中です。

9月に入り、説明会も多数開催され、気になる園に足を運んだり、
出会うママさんから、他園の情報を聞いたりして、選定しています。

我が家は、すでに「ここがいい!」というところに出会えましたが、
どんなところを重視したか、書いてみます。

長男は、私の復職に伴い、1歳でこども園に入園しますが、
病気がみつかり、入園後3か月ほどで退園することになりました。
そしてその後1年、入院生活を送ることとなりました。

改めてまとめてみると、その経験が随分今回に活きている気がします。

では改めまして、、、、わたしの園選びの基準!


■ マンモス園ではないこと

できれば、すべての先生がすべての生徒を名前で呼んでくれる
ような、あたたかい園に通ってもらいたい、と思っています。
また、息子は、病気の治療中のため、園児の数が多くなると
それだけ感染症をもらってくる可能性が高いと思うので、
こじんまりとした園がいいなぁと考えました。

実際、入園希望を出す園は、定員割れを起こしているようで
「え、なんで?こんなに魅力的なのに!」と思うほどでした。
(立地も坂の上だし、近くにお勉強系で人気の園もあり、そちらに流れるのかな)


■ 幼稚園は幼稚園、小学校の予備校ではないこと

これが一番大事かな、と思っていて。
我が家の周辺地域は、教育熱心な方も多く、有名私立小学校が近所にあるからか、
いわゆるお勉強をする園って結構あって。
そういう園出身だと、小学校に入ったとき、スタートダッシュが
きれるかもしれません。そのことが自信になり、
その後のその子の勉強に対する姿勢が前向きになるのかもしれません。
だけど、わたしは、自分の子どもには、「子どもらしい子ども」で
いてくれればそれでいいかなぁと思っています。

たとえば、ひらがなが早い段階で読めるようになったとする。
途端に世界は広がる。よくわからない看板が読めるようになり、
あちらこちらに好奇心が向くかもしれない。
だけど、想像力は読めない時の方が働くんじゃないかな。
絵本を読むとき、ひらがなが読めると、ぐんぐん本が読めて
楽しい!と思うかもしれない。
だけど、ぐんぐん読んでしまって、絵本の絵を見る密度は下がってしまうんじゃないかな。

できないことができるようになるのは楽しいこと。
だから、我が子が字を学びたい、と言ったときはそれを応援したい。
だけど、そう思うその時までは、その豊かな目で様々なことを想像してほしい、と
そう思うのです。


丸亀正麺の釜揚げうどんの写真を見て
「たまごやさいおうどん、おいしいよ、たべてみてね、だって」と
言った息子の感性を大事にしたい、と私は思います。(野菜ってかネギね)

大人ができること、をいそいで習得しなくていい。
むしろ、こどもがこどもらしくある時間をたくさん持ってほしい、と
そう思うのは、我慢の多い入院生活があったからなのかな。
大人らしいこどもではなく、こどもごころあふれる大人になってほしい、
と思います。


■ 先生方から愛情を感じること

とある園は、幼稚園の案内資料を私に販売しました。
(願書も、となるともっと高額。…といっても安いけど。)
私たちが入園を希望する園は、電車やリボンや車…様々なモチーフをあしらった封筒を
手作りされ、その中に願書をいれ、「どの封筒がいいですか?」と選ばせて
くださいました。

それは、もっと簡単なものでもよかったとは、思います。
だって先生たちがかけられた時間は相当なものだと思うからです。

でも「春にきみと会えることをとても楽しみに待ってるよ」

そんな気持ちで作ってくれたのかなぁと思うと、
あぁここの園はこんなに優しい気持ちで子供たちがくることを
楽しみにしてくれているんだなぁと、涙すら出そうでした。
(子供のなかで遊ぶ我が子を見るだけで泣ける、涙腺緩い母です。涙)


■ 食事

もちろん給食希望!!!!
できれば自園給食で、食材にもこだわっていて…!!

残念、私の気に入った園は、お弁当メインの園でした。
かあちゃんがんばるよ!


■ 自宅からの距離

これも大事かなぁと。できれば、自分の足で子供を先生に渡すところまで
やりたいなぁと思っていて。
それ、遠いと毎日のことだから、とてもじゃないけど大変…

あと、何かあったときにすぐに迎えにいける自分でありたい、という気持ちもあり。
(私が家にいれば…ですが)

あぁこれも、やはりこども園に預けて、遠いところで働いていた私が
なかなか息子のところに駆けつけられなかった後悔みたなものが
まだ胸の奥でくすぶってんな、ていう。笑


こんな感じで、私たち家族の幼稚園選びは、無事1つの希望園まで
絞り込むことができ、来月願書を提出する予定です。

息子に、「どこの幼稚園がよかった?」と聞くと、
決めた園とは違う園を言われ、ヒヤリとしましたが、
理由を聞くと「お友達がたくさんいたから」だそう。
たしかにね、たくさんいると楽しいよね!!

夫が「そうだね、それはたのしいよね。お友達の数ももちろんだけど、
質もとっても大事だよ。きっと、いい友達ができるよ」と
息子を諭していて、そうだよね、と心の中でうなづいておりました。

多くを抱えなくていい。大切なことを大切にできる大人になってほしい。
来年、お友達の中で笑う我が子を見るのが、楽しみで楽しみで
仕方ありません。


ちいさき君の未来にさちあれ。

atelier BON

自由な表現で五感の解像度をたかめ、大切なものを大切に思える子を育む場所 1歳半から小学校入学前のおこさまを対象とした 宝塚の山手住宅地のちいさなアトリエです

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