こどもホスピスという楽園
すっっかり日があいてしまいました。。
今月から、お友達に紹介してもらって、うちの長男
TSURUMIこどもホスピス(以下TCH)のメンバーになることができ、
月に数回、遊びにいかせてもらっています。
こどもホスピス。初めて聞いた時に、その名前に「ドキッ」としたのは
私だけじゃないはず。
ホスピスと言うと、穏やかな最後を迎える施設(病院)と捉えられがちですが、子どもホスピスはちょっと違います。
こどもホスピスは、生命を脅かす病気(LTC)の子どもの学び、遊び、憩い、やってみたいと思うことを叶え、その子の「生きる」を支えるための「第2のわが家」です。
(http://www.childrenshospice.jp/about/tch/より引用)
我が長男は、通院治療中で、かなり自由に遊べるようになりましたが、
まだ集団生活には復帰できない身分。
来年の4月からは幼稚園への入園が認められているので、それまでの期間
メンバーとなり、安全な場所で遊べることになりました。
初めて伺った時、びっくりしたんです、私。
なんだここは!!こんなに穏やかな、幸せな場所がこの世にあるとは!!!!
心がみるみる満たされて、とっても優しい気持ちになれる場所。
そしてその場所が、優しく強い志によって設立され、優しい方々の寄付によって
成り立っていること。考えただけで涙が。。
また、たくさんのが企業等がボランティアの一環で、
子供たちに本格的なイベントを用意してくれていて、それも楽しそうなこと!
(息子は次回初参加!7mのアイススライダーが登場するそうです!)
施設内には様々なおもちゃがあるのはもちろん、
ボールプールやブランコ、気持ちよく整備されたお庭や畑、
防音設備の入った楽器のお部屋、しんどくてもゴロンとしながら楽しめる光のお部屋
宿泊設備もあります。
そして、嬉しいのは、「ここではマスクを外して思いっきり遊んでいいよ」と言われること。
些細なことだけれど、とっても嬉しい。
▲ボールプールに埋もれる次男
この日はクリスマス飾りの製作でしたが、長男は
前回やり残したボールプールとメルちゃんの回転寿司がやりたくてやりたくて
「あっ!」という間に素材を選び、「あっ!」という間にボンドで貼り付けて完成!
母の「これもつける?」「これ触って、面白いね!つける?」も全て「NO」で
一目散にボールプールへ。
▲シンプルな飾り
いいねんいいねん。このエピソードも面白いから。
おうちに帰ってから、マゼンタでスパッタリングしても可愛いな〜とか
思ってたけど、飾ってみるとこのままでもナチュラルで可愛くてお気に入り♡
前回のワークショップで余ったパスタや動物モチーフを持っていくと喜んでもらえ
今度みんなでダイナミックアートしよう、という話に。
「施設にはお風呂もあるし、広い場所もあるから!」と。
嬉しい〜〜〜!!私がやりたいのってそういうことー!
もちろん全ての子供達にアートを楽しんで欲しいという気持ちがありますが、
キッズアートクリエイターを志したきっかけは息子との不自由な時間を
アートが癒してくれたことがきっかけ。
どうか、不条理にも病気に選ばれてしまった子供が、その親が、
そのことで、損ばかりしたと感じないように。
もちろん悲しいことではあるけれど、それでもたくさんの優しさを
楽しさを知ることができたよね、世の中捨てたもんじゃないよね、と
思えるように。その一端を私も担いたい。
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